確かなねじ締めの秘密
ねじの流れ
ねじをホッパ部に投入するだけで自動的にねじが1本ずつ、フィーダ部からドライバー部の先端に送られ、能率の良いねじ締めができます。
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ホッパ内のねじを回転ドラムのすくい爪にてすくい上げ、シュート上に落下させる。
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シュート上に落ちたねじは羽根車により正しく整列される。
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羽根車を通過したねじはシュート上を滑走しエスケープメントへ到達する。
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エスケープメントへ到達したねじはドライバーの信号により、1個ずつ分離され、ねじ送りホースの中をエアにて圧送される。
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圧送されたねじはYパイプを通り、先端のジョーにて確実に保持され、エアドライバーをねじ穴に押し付けられることによりねじが締付けられます。
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ねじ定量停止制御
シュート上に一定量のねじが整列されると、光電スイッチ制御により回転ドラムが停止し、供給を一時中断します。また、絶縁抵抗の大きなパーカ処理、黒染処理、クリア処理をしたねじや樹脂ワッシャー付ねじも本方式により、定量停止制御が可能になりました。
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エスケープアタッチメント部のカートリッジ化
ねじ仕様を変更される場合、エスケープアタッチメント部とドライバー部の交換により容易に機種変更することができます。従って、将来の製品変更などに対して弾力的な設備投資ができます。
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エスケープメントアタッチメント部
(ねじ分離機構)自動ねじ締め機の心臓にあたるもので、長年の経験技術を積み重ねて設計された独自のエスケープメント部はねじを1本ずつ確実に分離供給する機構であり、ビスセッターの信頼性を支えている部分です。
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芯合せ
ドライバー部先端にねじの戻り防止つめがついておりますので、芯合せが簡単です。
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ドライバーの作業性
下向きのねじ締め作業は多く採用されている作業形態ですが、横向きや上向きの作業でもできます。
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ねじ供給不足検出…オプション
ホッパー内のねじがなくなってきて供給しなくなったときや異物ねじが混入し、整列シュート上でのつまりを検出することができます。(ブザー信号またはランプ表示)
ドライバー
エアドライバ(40S型)は作業性、騒音、トルク幅など、すぐれた性能を備えております。電動ドライバーは、より高い締付けトルク制度が要求されるところ、あるいは騒音を嫌う作業条件のところなどに最適です。特に、調整リングの採用により、Yパイプ部の方向を任意の位置へ簡単に調整、セットができ、作業性が向上します。